2021.7.15 保護されたウミガメが1カ月以上プラごみ排出 海遊館
このニュースに心が痛くなりました。
2004年に屋久島で会えたウミガメ。
私の最高の思い出です。
真っ暗な広い砂浜を歩きながら、家族で産卵の為に上陸するウミガメを探していたら、遠くから大きな声で、ここにいますよ!って教えてくれて、そばにいくと大きな親ガメが砂浜を歩いて産み付ける場所を探している姿。
暗闇の中、ウミガメの為に明かりをつけちゃいけないし、写真も撮らなかったけれど、それはそれは感動的な時間でした。
砂浜に穴を掘り、産卵しているのを見ていたら、周りでザワザワ音がし始めて、足元を見たら多数の子ガメが海に向かって歩いて行く姿。
砂の中からたくさんの子ガメが表れて海に向かっていく姿。
一晩にして、産卵と子ガメの旅立ち、どちらも見られた奇跡の時間でした。
親ガメがしっかり埋めた卵、
NPO法人 屋久島うみがめ館 – 屋久島でうみがめの調査研究・環境保護・教育プログラム
の方が来て、砂を掘り返し、調査の為に卵の数を数えていきました。
※ 卵を産み付けに上がって来た親ガメはアオウミガメ(平泳ぎみたいに両手を一緒に動かす)、砂の中の卵から孵ってパタパタ音を立てて海へ向かって歩いて行ったのは、左右の足を交互に動かしていたのでアカウミガメだったようです。
そんな、思い出を振り返りながら、このニュースの可愛そうな亀。
一か月も食べられない位にお腹の中がたくさんのゴミでいっぱいに。
可哀想でなりませんでした。
2004年8月1日
屋久島の海。